ようやく完成!
早くだっこしてほしいな♪
手指にも可動フレームを採用、こんなポーズも可能になりました。
■きういどーる・ついに60cm参戦!
2010年のコアマガジンさま刊「アイドロイド・ビスタ4」への記事掲載以来、ご期待をいただいていた60cmボディ。
「アイドロイド・ビスタ8」 にテストショット写真を寄稿させていただいたあと、製法研究と素材検討に1年、耐久性や可動の改良にもさらに1年かかりました。
長らくお待たせしました。ついに60cmボディ、リリースです。
実は2004年には一度「仮予約」を受け付けて、実際に欲しいお客さまがどれくらいいるのかを検討、当時からたくさんのご要望があったので、27cmなどを製作する傍ら基礎研究が続いていました。
長々とかかりましたが、何とかできあがりました。
テストショット品で1年ほどかけて動作や耐久テスト、改良を繰り返し、昨年9月に一度は受注開始、ドールショウ会場でお客様にお引渡しした製品版で不具合を確認、更なる改良を進めてきました。
手首、足首から先は、硬さの異なる軟質樹脂成型で、強度を確保しました。
長年の研究により編み出した、異素材同時一体成型により実現しました。
ボディのスタイリングは27cmCカップの雰囲気を踏襲しつつ、市販の60cm服を着せることを考慮してバランスをとりました。
単純に市販服に合わせず、できるだけハダカでも美しいフォルムを出せるようにボリュームを持たせているので、一部着せられない服もあります。
軟質樹脂の厚みが27cmの数倍あるため、肘など一部にシワが出ることがあります。
できるだけ出ないように、軟質樹脂の注型方法などを微調整しています。
なお、市販のランジェリーはほとんどがきちんと着せられません。ランジェリーは当方の専用品を推奨します。
背中からの全身像。
バランスのいい形状にするため、DDやオビツ系よりやや胴長です。
写真ではやや広角がかかっており、脚が細めに見えますが、脚も市販ドールよりボリュームがあります。
靴は市販の60cm用が使用できるサイズとしました。
可動範囲や構造などを長期間、多数の試作を繰り返して煮詰めてきました。
膝などの動きもここまでできるようになりました。
耐久試験や初回ロットでお客さまからいただいたご意見などをもとに、さらに可動などに磨きをかけました。
ある工夫を追加したことで、バストのお肉がかなり動くようになりました。
ブラをすれば普通に谷間ができますし、腕の動きなどでバストの左右位置がずれるような動きも再現しています。
市販ヘッド対応用のアダプターが付属します。
HAFヘッド(左)、DDヘッド(右)用があります。DDヘッド用アダプターは当方オリジナルのヘッドでも使用します。
なお、HAFアダプターはヘッド側がゆるい場合があります。その場合はビニールテープやテフロンテープ(いわゆる水道テープ)を巻きつけて調整してください。
市販ヘッドは販売時期や経年変化などで肌の色が合わない場合があります。
きうい60「ノーマル肌」はボークス系ノーマル肌に近似させてあります。
HAFはホワイティより若干赤みのある肌色で、「雪肌」よりは「ノーマル肌」の方が近似色のようです。
DD瑛理華とのサイズ比較。
市販の衣装を着せられるサイズに納めつつ、限界までボリューム感、フォルムの美しさにこだわりました。
手のひらは今回初めて可動ギミックを取り入れました。
指1本ずつではありませんが、かなりの表情が作れるほか、「握力」がかなりあるのでそこそこの重さがある物でも持たせることが可能です。
実は「アイドロイド・ビスタ4」誌面に掲載した原型とはまったく別物。
当時の原型は市販衣装で着せられるものがかなり限られるもので、ずいぶん悩みましたが思い切りよく別原型にフルモデルチェンジしちゃいました。
27cmみゆとのサイズ比較。
内部フレームはいろいろ関節システムを研究してきたのですが…
悩みどころは
金属軸の組み合わせだけでは軸部分がすぐに磨耗してしまいます。
ウレタンをベースに樹脂で関節を作ってもすぐに割れてしまいます。
FRPは製作段階でグラスファイバーを扱う(ファイバーの破片が非常に厄介です)他溶剤や粉塵なども問題。
カーボン+エポキシ樹脂は溶剤問題は解決できてもかなり高コスト。
POM、ナイロン等の関節は内製できず、外注コストが予想以上に高価。というか製作数量が少なすぎて難しいです。
磁石なども検討しましたが、これは関節としてかなり面白かったものの超高価…1体当たりの必要分の金額が磁石パーツだけで2万円以上(汗)
結局、27cmでノウハウを積み上げてきた金属線ベースに落ち着きました。
市販ボディにはできない広い可動範囲としなやかなポージングが可能になっています。
市販ヘッドや衣装にも対応可能
それ以外は全て市販品を着せてみました。
基本的に市販衣装を着用可能なように寸法を計算の上で製作していますが、少し胸が大きめです。
DDのL胸よりは小さいです。L胸用の衣装は着せられましたが、バストのダーツ位置が異なるのでフィット感がよくありませんでした。
アゾン系の衣装の方が余裕があって着せやすいものが多いようです。
市販ボディではなかなかできない、脚を交差させるようなポーズでも破綻しません。
首ジョイント周辺部の形状は当方オリジナルおよびボークス系に近い成型なので、首の継ぎ目はぴったりにはなりません。
フィットさせたい方はヘッド側かボディ側に若干の加工が必要な場合があります。
麻衣の付属ソックスは移染(色移り)しますので使用できません。きういオリジナルの専用ソックスを使用しています。
手首の可動ギミックはかなりの「握力」があるため写真のようにつかまらせるとかなり崩れた姿勢でも自立していられます。
手首と足首には「人肌のゲル#15」を複合成型しているので強度も格段に上がっています。もちろん継ぎ目など外観上は見えません。
体重は約1.6kgになりました。市販60cmが800g前後ということで考えると相当に重量感がありますが、その重量を充分支えるだけの強度を足裏に持たせることに成功しています。
写真は麻衣の純正ランジェリー。本来合わないはずなんですが、バストが動くことで「納まって」しまいました。
フロントホックなので、着けたり外したりもなかなか…(笑)
さすがにショーツはなんだか締りがありませんが^^;
当然ですが専用のランジェリーも同時発売です。
首の構造が人間のように柔軟に動くフレーム内蔵なので、こうした見上げ、見下ろしや首をかしげるポーズはお手のものです。
写真は同時発売の完成品きういどーる60「バニーVer.」です。
ご希望の方は別途ご注文くださいませ。
写真のフルセット(スタンドを除く)で税込み105,000円です。
いつもの金属線方式フレームですが、今回使っているのは太さがかなりあるので、ポーズのキープもしっかりしています。
見た目にGDSBを使っているのが判りにくかったので、わざと腕まくりして 手首を見せています。
オビツボディより若干胴が長くお尻が大きいためか、ショートパンツのウエスト位置が下にずれて少々かっこ悪く…^^;普通のスカートなら大丈夫です。
ベストも胸が大きくて納まりがよくないです。 ベストを無しにして別のジャケットなどにすると違和感は出ません。
ブーツは少しきついですがちゃんと履けました。
なお、リセのヘッド、麻衣のヘッドともにHAF用アダプターを使用すれば装着可能です。
※首の接続部がHAF用でないためぴったり合いません。
肌の色調は、ボークスDD系のノーマル肌近似色とオビツホワイティ近似の「雪肌」2色をラインナップ。
写真のリセは非常に白い肌のヘッドだったので「雪肌」を使用しました。
純正付属のランジェリーはかろうじて着られました(胸ギュウギュウです)が、ヒップサイズの問題でショートパンツを穿かせる場合はレースショーツはかさばるため入りません。
DD 瑛理華の衣装はブラウス以外全部着用可能です。 瑛理華の純正ブラウスはDDのM胸の形にぴったり合うようにしてあるので体型が少しでも違うとダメです。
写真の例はブラウスのみ、アゾン製を使用しています。
DD用のスカート類にはウエストがきついものも多く、着せられない場合があります。
DDのヘッドはボディの首ジョイント部にアダプターをセットすると加工無しで使えます。
シームレスのボディだから当然、膝周りもキレイです。
こちらの衣装は「littlewonderWARDROBE」製のDD用。ブラウスのみダーツ位置が合わないのでアゾン製。
ヘッドは当方オリジナルをベースにカスタムしたもの、ウィッグはまんだらけ・ひめかずら。
ソックスは当方オリジナル、靴はアゾン製です。
…だれかギターください(笑)
とりあえず、趣味のカスタムで販売はしません。ご了承ください。
関節式のフレームではなく、あえて金属線ベースにしたことで、柔らかい表情が出しやすくなっています。
金属疲労による折損を考慮して、被覆の厚みのある充分な太さの銅線を採用し、不自然にならない範囲で可動域の幅を限界まで広く取っています。
関節式の市販60cmボディと同じ程度の力で可動しつつ、中腰などのポーズでも自重くらいでは簡単にくじけないようになっています。
また、金属線をベースとしてはいますが、当方でのテストでは最初期の3年経過したボディでも折損は発生していません。(外装はそれなりにムチャなテストをしているので傷んでしまいましたが…^^;) あくまで金属線ですから、いつかは折損するはずですが…
写真は同時発売の完成品きういどーる60「みゆたん制服Ver.」です。
ご希望の方は別途ご注文くださいませ。
写真のフルセット(スタンド、靴を除く)で税込み105,000円です。
しっとり柔らかな肌に1.6kgの重量。圧倒的な存在感です。
製品版Ver.1.1は現在見本、テスト用に10体がロールアウト、さらに最初のご予約分のリコール品、先日のドールショウで受注したものの製作進行中。
ご予約品のお届け時期は2月末~3月にかけてとなります。
実物の構造を研究し、ドールボディ向きにアレンジし、フィット感、質感の高いランジェリーです。
ドールのクオリティもここまで来ました。
しかもフルアクション、「さわれば驚きのやわらかさ」はシリコン素材を超越しています。
ドールショウなどのイベント会場で見かけた方も多いかと思います。
ランジェリーのスタディモデルです。ガーターのサスペンダーは実物同様に着脱可能。
こちらも趣味のカスタムで販売はしません。ご了承ください。
写真のランジェリーセットは販売検討中です。ご希望の方はお問い合わせください。
製品版仕様(Ver.1.1)
基準身長:約58cm(使用するヘッドにより多少変動します)
BWH:25.5/17/26cm
体重約1.6kg(使用するヘッドやウィッグなどで多少変動します)価格84,000円(税込み)
ご予約はショッピングカートからどうぞ。※本品はボディのみです。ヘッド、ランジェリーなどは付属しません。(別売り)
◆別売りパーツ
・専用オリジナルランジェリー
ご予約はショッピングカートからどうぞ。ご希望の方はランジェリーを着せた状態にてお届けします。◆専用ヘッド
ハードウレタン製、アイプリント、フェイスメーク済み。ヘッドのウィッグ取り付け位置サイズ22cm。
ウィッグはPARABOX、まんだらけ「ひめかずら」Lサイズ対応(近日発売)